当てずっぽ
14.09.20
私は大学時代体育会のアイスホッケー部なんかにいた関係で、かなり厳しく指導されましたし、
後輩にも厳しい指導もたくさんしてきたんだと思います。
が、元々単なるスポーツヲタクが血迷ってクラブ活動をやってしまっただけなので、
俗に言われる「体育会系」なタイプでもないですし、
生徒さんであったり、部下に指導するときに厳しく言うことはほぼしません。
厳しく言われても、言われた方には
「厳しく言われた」
という印象しか残らず、肝心の伝えたい部分が通じない場合がほとんどだと思うからです。
人に何かをさせるときは
「楽しい」
って思わせることが一番重要だと思っています。
そんな私ですが、これだけは絶対にやるなということがあります。
それは、
「当てずっぽ」
で何かをすることです。
授業中、いろいろ適当にボタンを押してみる。
それで仮にいい結果が出て意味があるんでしょうか?
もう1回同じことをできなかったら意味がないんです。
生徒さんであれば、ここに何しに来ているのかというと知識を得に来てるんです。
当てずっぽ大会をするために来てるんじゃないんです。
わからなければ、わからないと言えばいいんです。
私は生徒さんが違う操作をしてても、敢えて失敗させます。
人は、失敗して、めんどくさいと思ったり、恥ずかしいと思うから、
次から効率よくしようと覚えようとするんです。
「たくさん制作物を作りましょう」
と生徒の皆さんに私が言う言葉は
「たくさん失敗しましょう」
に変換してもいいと思います。
失敗することを恐れることよりも、
それを恐れて何をせずに一歩も進化しないことをもっと恐れるべき。
そんなことを考える土曜のお昼。
ちょっとした考え方を変えると、全てがドラスティックに変わっていくってことを
もっとわかって欲しいなって思います。
ちなみにドラスティックって意味わかりません。