熱
14.12.08
昨日はJリーグの参入戦というものが行われていたみたいで、
全く興味がない私も興奮しながらサンデースポーツを見てました。
私が驚いたのが人口が少ない山形、香川、長野のチームにも多くのファンがいて、
遠い地まで応援に行くほど熱いということ。
大阪ではガンバが優勝し、セレッソが降格したわけですが、
地元は当該チームが好きな人以外には全く盛り上がっていません。
これはこれで気持ちが悪いし、Jリーグの限界点なのかと思います。
私もサッカーに興味がないのでガンバが優勝しようがセレッソが降格しようが構わんわけですが、
そんな大阪のチームが優勝するよりかは山形やら香川みたいな熱いファンたちを擁するチームが
優勝した方が健全なのではと思うわけです。
人口に占める地元チームを応援する人の割合は大都市の方が圧倒的に低いのでしょう。
で、地方都市のチームが強くなるということはどういうことかというと、
そもそもの人口という分母が小さいのでチームが潤うにも限界があり、
これはこれでいいことではない、と。
趣味の多様性があることはいいことだと思いますが、
オリンピック、ワールドカップとなると
競技への興味は関係なく、みんな熱くなるわけです。
少なくてもプロスポーツというものはそれぐらいの熱がないと
単なる「好きな人だけが見てる」という村、マニア限定のものにしかならないのではなかろうか。
と思うわけです。
「マニアがジャンルをダメにする」
これは新日本プロレスを買収し、復活させたゲーム会社のオーナーがか誰かが言ってたのですが、
今の日本のプロスポーツは「好きな人」と「全く興味がない人」に完全に二分される世界で。
「全く興味がない人」を呼び込もうとしてくれたらいいのですが、
「好きな人」は自分たちの世界を作って、新参者が入ることを良しとしないのです。
テレビで出てきたら、チャンネル変えようと思わせてくれる
ジャニーズとかEXILEとかAKBとかも同じようなもんかも。
興味がない人には全くもってどうでもいい世界。
「大衆文化の共有」
「感動の共有」
というものがない社会になりつつあるのでしょう。