文化の日って何をどうすればいいのかよくわかりませんよね。
一応、デザインも文化的なものとカテゴライズされるんですかね。。。
とりあえず私は「あたなにとってデザインとは?」と聞かれたら、「仕事」って答えます。
「一般的にデザインとは?」と聞かれたら、「人々の生活を豊かにするもの」って答えますが、私の中ではそれが仕事なんです。
うちの父親は運送屋さん、母親は掃除のおばちゃんをやっているのですが、私はそれがデザイナーであり、デザイン学校の先生でだけだと思います。
という話をすると、「この人はデザインが好きではないのじゃないか?」とか「プロ意識が低いんじゃないか?」とか「やる気が低いんじゃないか?」」などと思われてしまいがちで、損する発言はしない方がいいような気はしますが、嘘はつかないので。
私は家族のことをいちいち好きとか嫌いとか考えないんですね。
それ以上の存在。
好きでも嫌いでも自分にとって唯一無二の存在。
デザインも今では自分の中ではそういう存在です。
好きだけじゃやれないし、嫌いだとまずやれないし。
「プロ意識」に関しては、我が両親のプロ意識はハンパじゃなく、その血を100%引き継ぐ私もたぶんそういう正確だと思います。
私は父親を乗せて車の運転をするのが好きではないのですが、私の運転にいちいちケチをつけるわけです。
「運転で30年以上食べてきた」というプライドが強いから、人の運転に対してもごちゃごちゃうるさい。
小学校の時や高校の時に母親の掃除のパートの手伝いをしたことがありますが、これまた母親にごちゃごちゃ言われる。
「もっと腰を入れてモップで拭け」
「そんなハタキじゃホコリは落ちへん」
めんどくさ、としか思わないんですが、母親の中で掃除でお金をいただくってことはそういうことだったんでしょう。
時給いくらは関係なく。
うちの母親の掃除は評判を呼び、堀江界隈でも「うちの掃除もやってー」と引く手あまたみたいですが。
私も仕事に関してはプロ意識は高いと思います。
人間の目で見たら、0.1mmの違いなんてわからないんですが、私はそこを適当にやるのが嫌いです。
約束守れない人とは仕事もできないと思います。
「約束を守れない」ということは、仕事に対する責任感が低いということ。
そういう人がいいものを作れるわけはないので。
「やる気」に関しては、自分であるかないかなんてわかりませんが、ここのビルの話でいえば、いつも最後にビルの鍵を閉じて帰るのはほとんど私です。
日曜日は私専用ビルになります。
要領が悪い、ダラダラ仕事をしてるだけかもしれませんが、「景気が悪いからデザインの仕事がない」じゃないという何かのせいにしたところで、自分はどうにかしてこの事務所を継続させ、発展させていていかないとダメなので、今までデザインとのからみが薄かった分野、自分だから、自分たちだからできることを考えて動いています。
何かのせいにして逃げてる方々を見ると「で、あたなは全力でやろうとしていますか?」って思ってしまいます。
そんなこんなで文化の話が「私と仕事」って話になったのですが、そのような感じで文化的な仕事で社会に貢献できればな〜と考えております。
*画像
終電逃して自転車での帰りしに写した近鉄百貨店 &ハルカス。
あんまりよくわかりませんが。。。
自転車通勤にはつらい寒さです。