初めて今年の日本シリーズをリアルタイムで見ました。
マー君の連勝がストップした試合になってしまったのですが、楽天ファンでも巨人ファンでもない単なる野球ファンの私からしたら「ええもん見れたなぁ〜」という試合でした。
2-4のビハインド、9回ツーアウトからランナーを出し、カウントツーボール。
ここでサードのマギーがマー君の元に歩み寄り何やら話しかける。
ペラペーラペラペーラ(たぶん適当な英語。)
そこからストレートを3球連続で投げ、高橋由伸のバットが3度空を切る。
映画みたいなワンシーン。
マギーはマー君に何て言ったのか、気になって夜も眠れなさそうです。
そのマギーが最後逆転ホームランでも打てば、本当に映画みたいになるのですが、あっさり三振でした。
これが野球の厳しさ。
私はマー君って凄い選手だと思うのです。
高校の時は明らかにハンカチさんの方が高い評価を受けてたような。
今ではハンカチさんとマー君の差はすごい差になってしまいました。
マー君、毎年すごい成長している選手です。
1年目はストレートで勝負ができないスライダー投手でした。
今のマー君は、気持ち、技術、体力、全てが揃ったすごいピッチャーになってしまいました。
甲子園で優勝してたら、今のマー君はあったのかな?
ふと思います。
ちなみに小学校の時に、坂本勇人とバッテリーを組んでいたというお話が私は大好きです。
ピッチャーが坂本勇人で、キャッチャーがマー君という。
「神は乗り越えられない試練は与えない」といいますが、マー君には子供の時から好敵手が絶えず存在し、それらを乗り越えてきて今のマー君があるのではないだろうかと勝手ながら思うわけです。
負けて強くなるという。
そういう面では今日の巨人の菅野投手も素敵です。
「みんなが田中投手が勝つと思っているでしょうが…」
って言ってましたが、彼も芯が強い選手なんだなって思います。
おじのいる巨人にしか入団しないと決め、1年間浪人。
いろんなバッシングや「1年実戦から離れて通用するほどプロは甘くない」という声を受けながらも、彼は今シーズン素晴らしい成績を残し、無敗のマー君に土をつけるという大仕事。
彼も実力でいろんな声を乗り越えましたね。
本当に素晴らしい。
私も37年間生きてきて「お前には無理だ」と言われ続けることばっかでしたが、30超えたぐらいから「あなたに私の何がわかるんでしょ?適当に無視しておこう」と気にしなくなりました。
「お前には無理だ」と言われ、無理じゃなかったことたくさんあります。
無理だったことがひとつもないかも。
私はマー君や菅野投手みたいにすごい人間性も負けん気も持ち合わせていないと思いますが、自分のことは他人が決めるんじゃなくて、自分が決めていけばいいんじゃないでしょうか。
と、そんなことを難しく考えることもなく、たまに野球を見ると普通に面白いなーっていうだけなんですけどね。