思い通りにならないもの
14.09.30
日本にはいろんな祭りがあって、いろんな神社があって、いろんな神様がいる。
「五穀豊穣」やら「子孫繁栄」やらを祈るものが多いのかと思いますが。
それは
「自分たちの力ではどうにもできないこと」
があると昔の方々はわかっていたからだと思います。
「真面目に生きないと天罰が下される」
そういう迷信めいたものが一つの規律になっていたのだと思います。
洪水、噴火、地震。
そういったニュースを見てると、
「もともと日本ってそういう場所なんでしょ」
と思ってしまう私がいます。
科学の力で自然を支配できるという考えは、人間の傲慢なのではと思います。
異常じみたニュースの数々を見る度に、
理想論と現実論の間で社会の輪からハグれた人々が
基本的にそういう方向に走ってしまうのかなと思ってしまいます。
自分の思い通りにならないもの。
そこを前提に、
自分の思い通りになるもの
を一個ずつやっていくことが人として求められることなのではないのだろうか、と。
偉そうに考えてみる。