私の入浴法
14.12.16
氷河期の到来を予想させるこの時期、
帰宅後にお風呂の湯船にしっかり入るのが日課になります。
結構な長風呂さんなのですが、ヒマすぎて仕方がないので読書タイムにあてます。
ということで、ここのところ読んでるのが
「センスは知識からはじまる」
という本なのですが、
自分が普段授業で話している内容とほぼ同じでして、
「やっぱそうだよね〜」
と共感しながらお風呂に入るのです。
一般的に「口では説明できないこと」を「センス」という間違った風潮にメスを入れる一冊。
デザインでもコーディングでもそうですが、
「センスがないからできない」と自分で築いてしまっている心の中のブロックを取り除いて、
一個一個の要素をどうしていく作業を繰り返すだけなのです。
結構地道な作業です。
たくさんの知識の中から、ターゲットにふさわしいものを選出する能力。
それがセンス。
ブロックを作らずにやった人はいつかはできるし、
ブロックを作って、できない理由、やらなくてもいい理由を見つけてやらない人はできない
というごくごく単純な理屈。
私はフォントを選ぶ時に1時間ほど時間をかける時もあります。
それもプロとそうじゃない方との差の一つだと思います。
そこには俗に言うセンスというものは存在せず、一番ふさわしいフォントがどれかを
徹底的に調べてやろうという意志でしかなかったりします。