とら
12.10.02
阪神の親会社の株主総会で株主の女性が「不良債権ばっかり抱えずに、若手を使え」と発言したのをマスコミが「ファンの総意」として盛り上げていましたが、結局このところは「西岡入団内定」の文字が各誌トップを飾ります。
「真弓が若手を使わないから負ける」
「和田が若手を使わないから負ける」
という論調を関西マスコミは毎回大キャンペーンを張るわけですが、一番の問題は「今のレギュラーを押しのけてまで起用する価値のある若手がいない」というところにあります。
そして、「阪神の選手というだけでチヤホヤされるから、若手が目の色を変えて頑張らない」というところもあるでしょう。
「将来有望な選手を獲っていないスカウティング」
「獲得した選手を育成する環境・システム・ノウハウのなさ」
を全部監督のせいにしておしまい。
で、毎年新しい「全盛期を過ぎた」スターが入団し、マスコミは売上伸ばしたいからチヤホヤし、ちょっと結果が出なければ、手のひらを返すわけです。
ってのを、いつみなさんおかしいと気づくのでしょう。
西岡やら福留やらより、チームを根本からマネージングできる人材と、それだけの権力を与える球団側の意識改革が一番大切なことのはず。
強いチームは強くなるためのノウハウを持っているし、「強いチームを作るために」投資をしているんですね。
西岡が入ることがチームを根本的に強くすることにはならない。
と、阪神ファンでも何でもない私は思うわけです。