祭
18.07.07
祈るしかないのだろう。
全国の祭り事を「なぜ、そないに皆さん祭りをするのか?」を考えるときがあります。
・五穀豊穣を願う → vs 自然
・子孫繁栄を願う → 男女の出会いの場
・楽しいことを増やす → 娯楽
そんな感じだと思うのですが、五穀豊穣・家内安全を自然にお願いするしかなかったのだろう、と。
「私達はやることはきちんとやります。真面目に生きます。だから、お天道様よろしゅう頼みます。」
な感じだったのだろう、と。
で、今。
農業を営んでいるわけでもない今。
海外からの輸入食品も多い今。
会社と学校を経営している私ですが、先日の地震や今回の大雨のような自然災害が発生すると、普段は時刻通りに動いてて当たり前の交通網が機能しなくなります。
私のお仕事は、こういうときにどういう判断を下すべきかが求められ続けるお仕事です。
「自然には勝てないのね」
と思いつつ、皆さんと従業員の安全と我が社にお客様から求められていることは何かを天秤にかけて判断を下します。
祈るしかないのは今も昔も変わらないし、科学に頼り切っている現在、逆に科学の想定を上回ってしまい、科学が無力化したときには、自分たちも同じく無力化してしまいますね。
そんなことを考えつつ、大阪市内が大雨でもほぼ被害がないのは、地形的問題もありますが、それだけ治水にお金を遣っているというのも理由であるということを考えると、全国の河川、ダム、市町村にもお金が回るようになればなーと思います。
が、お金の問題はどうしようもないところも多々あると思うので、そもそも日本はそういう土地だと開き直るしかないのかもですね。
日本の家が木造建築で、ヨーロッパの家はレンガ造りだったのは、そもそも日本には同じ家に何世代も住むという概念がないからみたいなのをどっかで見たような。
そもそも諸行無常ベースなんでしょうね。
といろんなことを考えながら、過ごす日々。
本当に皆さんの安全と無事を願うばかり。
祈るしかできないのです。