時代の変遷と働き方
13.02.09
「手に職があれば大丈夫」
ある意味正しく、ある意味間違いで。
私がこの仕事をし始めた時には職場にたくさんの「派遣さん」と呼ばれるオペレーターの方々がいました。
今でも「派遣さん」と呼ばれて働き続けている方も多いとは思いますが、そういう方々への需要が少なくなっているのが現状だと思います。
当時は「カタログの作成」「雑誌の作成」など大型の業務が主流であり、「アイデアは不要。指示に従って作業ができる。」という人間が大量に必要だったのですが、長引く不景気、インターネット環境の進化・変化による広告を取り巻く状況の変化も伴い、「大量のページを要する制作物」が激減しているわけです。
「大量のページを要する制作物の激減」=「派遣さんと呼ばれる方々のへの需要の減少」
というのが今の流れであり、「ひとりで一から十まで」できる人間、十に近いところまでできる人間が求められている時代だと思います。
デザインを取り巻く環境は決してよくないってことです。
昔は椅子取りゲームも余裕があったわけですが、今は1つ・2つしかない椅子をみんなで取り合っている状況です。
ということを何となく思ったので。
時代の流れに対応できるかどうかってすごい重要ですね。
私は印刷会社の経験が長いですが、何年か前から「印刷物がなくなったらどうなるんやろう…」と思ってました。
「印刷物はなくならない」という言葉に安心感を覚える人もいるみたいですが、仕事自体は確実に減るわけです。
明らかに半分よりも減るわけです。
そこにたくさんの人がいるということは、まず選ばれ、しかも値段も安くなるわけです。
「フリーでもパソコン1台あったら働ける業種」として、他のスクール等は宣伝してたりするかもしれませんが、そんなの嘘ですよ。
実務経験がない人間に誰も何万円ってお金払わないですよ。
友達の仕事って、友達そんなにたくさんいますか?って話で。
ま、そんなことをここんところなんとなく思ったので。