パワー・オブ・ドリーム
15.08.10
と聞いて、HONDAを思い浮かべる方は二流。
山本喧一が開いた所英男の出身ジムを思い浮かべる方は1.5流。
パワー・オブ・ドリームといえば、もちろん前田日明のたぶん一発目の伝記だ。
中学か高校ぐらいに私は読んだわけですが、当時の僕達は前田日明大好きっ子。
といっても、私が大好きな前田日明は全盛期を終えた晩年のリングス時代の前田で「映画がいっぱい見れるから!」と父親に無理矢理加入させたWOWOWで毎試合観戦してたわけです。
「試合は面白くないけど、リアルファイトだから仕方がないんだ」
当時、脳内含めて全身チェリーボーイ仕様の私は自分をそう納得させましたけど。
ということで、土曜日夜サンテレビで絶賛放映中のカツヤマサヒコSHOWに前田日明がゲスト登場するということで見る気満々、ごちゃごちゃ言わんとおっサンテレビにチャンネルを合わせたらええんや!な気分でいたんですが、番組が始まる2時間前には夢の中にいました。
そんな感じで昨日あらためて見たのですが、相変わらず早口で何言ってるか聞き取りにくかったですが、思ったことを全て正直に話してしまう前田日明はやっぱり私の憧れ。
私がついつい余計なことをこれでもかとばかりに言ってしまうのは私の中に流れるUイズムなわけです。
勝谷「プロレスは勝敗は決まってるんですか?」
前田「はい」
そういうの普通でテレビで言っていい時代になったのか、と。
かつて「猪木なら何をしても許されるのか?」との名言を残した前田に「前田なら何をしても許されるのか?」と言ってやりたい気分に。
ということで、辞典みたいな分厚さに無意識に拒否反応を示してしまい、すっかり読んでなかった前田日明自伝第一巻を持ってお風呂へ。
夏の風呂は暑すぎて3分ぐらいが限界でしたが、やっとこさ第一章を読み終えました。
前田日明の話ってよりは、前田日明幼少期や明治以後の港区の話って感じなのですが、前田が住んでた場所は我が家から自転車で10分かからないぐらいのとこで、中学時代に港区の中学校に遠征して陸上部の練習をしてたりしたので、いろいろと楽しかったりします。
なるほど、港区!
そんな感じで若くして団体を起こし、若手選手を育てた前田日明に自分を投影させがちなのですが、本当にいつ見ても前田日明は私を裏切りません。
私も中国の古典とか読まなくては…。