キメゴト
20.04.03
なぜか大学入学以後、ガチンコスポーツに没頭していた私。
社会に参加すること、社会人として働くことをかなりビビってたわけですが、働いてみて感じたのは想像以上のヌルさと、サボってる人間と真面目にやってる人間が同列で扱われる不条理でした。
運よく、高いレベルを求められる場所でスポーツさせてもらえてたんですが、レベルが上がれば上がるほど、感じたのが細かさでした。
レベルが上がれば上がるほど、細かいのです。
役割分担の細かさ。
時間の細かさ。
担当する場所の細かさ。
脳みそ使ってたら間に合わないんです。
あらかじめ「こう来たらこう」「こう来たらこう」とイメージしておいて、そうなったら対応するんです。
練習はそのための準備です。
ほぼ毎日1〜2時間行う自主トレは、その練習のための準備です。
チームとしての決め事もあるし、自分の中でこういうときはこうするという決め事を決めておきます。
その精度を高めるために頭で状況を何度も描き、反復でトレーニングします。
決め事があるから、とんでもない早さで対応できます。
そのために何度も反復練習しているので、無意識で反応できるのです。
教える業をしていても、お仕事をしていても「決め事をつくればいいのになぁ」と思う事が多々あります。
経験年数の差、場数の差、よくわからない先天的能力の差って思われてしまうことがあり、その先入観を解くのが大変なのですが、迷いがないのは決め事をつくってるか、そうじゃないかだけの差だと思います。
デザインでもコーディングでも、まずは決め事をつくって、それを無意識にできるようにトレーニングしてほしいんです。
そんなことを思う今日この頃。
決め事という自分のシステムをまずはつくってみましょう、という私からのご提案でした。