デザインを考えること。
教育を考えること。
経営を考えること。
それらを考えていくうちに
「人の本能とは?」
にぶち当たり、
「そもそも社会とは?」
「生き物とは?」
と脳みそが転化していくわけです。
川口春奈ちゃんかわいいなーとか考えながら、同時並行でそういうことを考えているのです。
ってことで、今回のような非常事態が発生すると、私の中にいろんな「そもそも」が出てきます。
生き物は食物連鎖のピラミッドの中で生きとる、と。
今年はいわしが大量発生して大変でみたいなニュースを見ても、勝手にちょうどいい数に戻る。
それが食物連鎖。
今の人間の数が最適な人数なのか?って、そういう議論を見たことがない。
穀物を中心とした植物、家畜や養殖等、食糧を自分たちで生産し、子孫の爆発的増加に成功した人類。
食物連鎖のピラミッドという自然界の掟からの脱出に成功。
不自然に同じ場所に集まり、不自然に遠く離れた距離でも移動できる。
遠く離れていても社会という名の人と人との関係性は、ネットによりつながれていて、「人と人との接点」はより深くなるばかり。
ここ数年の変化は劇的で、不自然な世の中に対応できない人がメンタルが弱ってしまう。
今回のウイルスもあまりにも不自然過ぎる環境での生活を強いられる人類の自浄作用なんじゃないか、そんなことすら思ってしまいます。
「知らない人」が育てたものを、「知らない人」が運び、「知らない人」が加工し、「知らない人」から受け取る日々。
「知らない人」が国や民族というボーダーすらも超えていく社会、それが私達が幼少期に夢のような素敵な未来と教えられてきた国際化社会。
お互いの信頼、道徳心、見えざる手が防いでくれてるのかもしれませんが、人の目には見えない微生物がその恐ろしさを教えてくれるのかしら、と。
そんなことを考えながら、人に見られようが見られなかろうがいつもの春と同じく堂々と咲き誇る桜を見つめるのでした。